とある休日のようなウェディング

逗子駅から乗ったバスを降り
海岸に抜ける路地を歩く途中で
やがて見えてくる日本家屋
 
90年という築年数ながら
美しく改修されたその古民家が
おふたりが選んだ会場でした

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おふたりが思い描くのは「結婚式らしくない結婚式」
 
たとえばお休みの日に
家に遊びに来てくれた友達をもてなす
 
そんな雰囲気の結婚式を目指すことになりました
 

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パーティーのお知らせは手紙のような招待状で

 
手書きでのご挨拶文をご提案して
おふたりに書いていただいたものをデザイナーがかたちにしました
 
おふたりのトレードマークのメガネと愛猫をモチーフにした
オリジナルのロゴを添えています
 

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席次表にも同じロゴで統一感を出します
招待状にも使ったネイビーとイエローゴールドを基調にして
この2色をパーティーでも使うキーカラーに

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天気も味方につけたおふたり
4月とは思えないあたたかさの中、まずはビーチでのセレモニーからスタート
 

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つづいて場所を室内に移してパーティーがはじまります
オーダーでつくったのれんをくぐりゲストが会場内にやってきます
 

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空間デザインで大切にしたのは「特別」と「日常」のバランス
結婚式だからと言って、華美で大掛かりな装飾でなくてもいい
たとえば
窓から差し込む太陽の日差し、床に落ちる影、優しくなびくそよ風…
 
日常に溶け込む自然な「美しさ」こそがおふたりにも
この会場にもぴったりだと感じたのです
 
落ち着いたネイビーでまとめられたテーブルクロスと座布団
イエローゴールドはアクセントとして装花で取り入れました
 

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メイン装飾にはオーダーメイドの手すき紙を使ったタペストリー
窓際には日本の伝統文様5種を取り入れたモビール
どれもささやかではあるけどしっかりとした存在感のある装飾です
 

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席札の代わりとしてお名前を書いた箸袋をご用意しました
スタッフが1本1本心をこめて丸箸をつめます
 

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高砂に座ってるだけのパーティーは自分たちらしくない
 
そうお打ち合わせで話してくださった通り
パーティーが始まると
ほとんどの時間をゲストの近くで過ごしたおふたり
 
縁側でくつろぐ姿もとっても楽しそう
 

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表札、掛け軸、ご新郎(と愛猫)の体重グラフ…
散りばめたオリジナルのアイテムを見つける楽しさも
 

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形式にとらわれずに
自分たちにとっての「大切なもの」を考え抜いたおふたりらしい
とっておきの結婚式となりました


Designer: Junko Maruyama
Producer: Kazue Sato
Photographer: SUNBLOOM AYA
Location: Villa